今日の関東地方は、1日雨で真冬の寒さが戻ってきました。
それでも、日がだいぶ伸びて温かい日も増えてきました。
近所の公園では、白い梅やピンクの梅の花が咲き乱れています。
桜が咲く前の梅の花は、まだ寒い中でも春の訪れをいち早く知らせてくれます。
もうちょっとすれば、本格的な春がやってくるから頑張って!と応援しているように見えます。
凛として、可愛らしい梅の花。
私は梅の花を見ると、胸がキュッと痛くなります。
それは去年、旅立った父を思い出すからです。
去年の今頃、地元で行われていた「梅まつり」に父と母と私と夫と娘で行きました。
父は、当時から体調はあまり良くなかったはずなのに、私たちが来たのが嬉しくて、「梅まつり」でお酒を飲んで酔っぱらっていました。
そして、帰り道に父が道路でふらつき、転んで顔から血を出したのです。
私と母は父がお酒を飲みすぎて転んだと思い、呆れていました。
父は母にこっぴどく叱られました。
でも、父はお酒にすごく強くて、どんなに酔っぱらっても翌日には普通に会社に行くような人でした。
だからおかしいな、と胸がざわついたのですが、歳のせいでお酒に弱くなったのかな、と軽く考えていました。心配だったので、父には病院に行った方がいいよ、とは言いましたが強くは言いませんでした。
その後、どんどん体調が悪くなりました。
母と私が、散々病院に行けと忠告しても聞かずに、母は心労で疲れていました。
そして、やっと病院に行き、あっという間に入院し、あっという間に逝ってしまいました。
私は、梅の花を見ると「あの時、なんでもっと父の体調を心配してあげられなかったんだろう。もっと強く、病院に行けって言えば良かった」と後悔の気持ちで苦しくなります。後悔したって仕方ないけど、これから毎年、梅の花を見るたびに胸が苦しくなりそうです。
母の新しい人生と、誕生日プレゼント
去年の今頃、ちょうど母の誕生日だったのですが、父があんな調子で、母もイライラしていました。
母の誕生日を祝う心の余裕もなく、そんな状況じゃなかったのでプレゼントもあげませんでした。
母は、父が亡くなってから自律神経失調症を患い、めまいに苦しめられています。
食事もおいしくないので、痩せてしまいました。
私に頼り切りになってしまいました。
ですが、母はもともとメンタルの強い人です。
最近は自分でなんとかしようと色々試みています。
めまいは、薬でなんとかおさまったので、ご飯も食べられるようになりました。
友人と出かけたり、食事に行ったりと、自由に遊んでいます。
私のところに、電話をかけてくることもなくなりました。
多分、私に気を遣っているのでしょう。
高齢者のひとり暮らしなので、心配なところもありますが、父と違い、自分で自分の体調をコントロールできる人なので、今のところ大丈夫かなと思っています。
母はまだ67歳なので、これからも健康でいて欲しいし、人生を楽しんでほしい。
やっと自由になったのだから。
今年は、自由に生きていく母のために「口紅」をプレゼントしようと思ってます。
母には、いつまでも元気でいて欲しいです。
子どもにとって、母は永遠です。