こんにちは、らんまるくろです。
今年もあと少しですね~
今年の出来事を振り返って一番の出来事。
それは、父が亡くなったことです。
父は、今年の9月に67歳で亡くなりました。
余命宣告は半年でしたが、宣告から4ヶ月で旅立ちました。
父の闘病については、まだ気持ちの整理が出来ていないので後日に語させてください。
私は一人っ子なので、父が亡くなり、元の家族は母と私になりました。
私は結婚して夫の両親のそばで暮らしています。
母は、隣の市の実家で猫と一緒に暮らしています。
一人っ子が抱えるもの
父はお金の管理などを母にやらせない人でした。
母は生活費は貰っていましたが、それ以外はまるで分かっていませんでした。
父が入院して、余命僅かだと分かった時にまず取りかかったこと。
それは、家計の管理です。
母は父のお金や保険など、全く分かっていなかったし、パニック状態にあったので私が全て把握して管理することにしました。
私は金融機関に勤めていたので、お金や保険、各種手続きはある程度は理解できます。
それでも、今まで知らなかった我が家の財政事情を把握する作業は辛かったです。
ひとり娘として、何不自由なく暮らしてきました。
ですが、父のお金の流れを理解するにつれて、けして裕福ではなく苦しい家計状況であったことが分かりました。
父は母と私にそのことを隠していました。
私は何も知らずに、親からお金をかけて貰っていたこと。
それを疑いもせず当たり前のように感じていたこと。
父が病気になり初めて知りました。こんな歳になって。
母は父が隠していたことを怒っています。
私は自分が情けなくて、誰かとその思いを共有したかった。
でも、一人っ子だから、誰とも共有できません。
父が入院して、母のメンタル面でのサポートも大変でした。
私が母のそばにいないと・・・他に誰もいません。
この時ばかりは、兄弟がいれば良かった、と心底思いました。
全て自分が受け止めないといけないプレッシャーは重いです。
父が亡くなってから一人っ子で良かったと思った
父が亡くなってからは、怒涛のごとくやることが襲ってきました。
お葬式、遺族年金の手続き、役所での色々な手続き、保険申請、相続・・・。
母は相変わらずパニック状態で、何もできず理解も出来ていない様子だったので、全ての手続きを私がやりました。
やることが多くて大変でしたが、誰からも指示されることなく自分の思う通りに出来たことが良かったです。
財産なんてなかったので、もし兄弟がいても相続で揉めることは我が家ではなかったかもしれませんが、もしあれば揉めていたと思います。
実際、私の友人は親の遺産のことで、弟と言い争いになってしまい悩んで円形脱毛症になりました。
そういう話を聞くと、一人っ子は自由だなあ、と思います。
一人っ子の娘について思うこと
父が亡くなってから、3ヶ月が経ちました。
母は少しずつ元気になり、私に依存することも少なくなりました。
母は自分の第二の人生を楽しもうと努力しているようです。
私の娘は一人っ子で、いとこもいません。
もし、私と夫がいなくなってしまったら家族はいません。
残念ながら、これからも一人っ子の予定です。
だから、これは親の勝手な願いですが・・・。
いつかは結婚して、頼れる家族を作ってほしいです。
私は、父が亡くなって悲しかったけど
夫と娘の存在で救われました。
もちろん、結婚しない選択も子どもを持たない選択も本人の自由。幸せの形は人それぞれ。
ですが、親としては娘には・・・
私と夫以外の「家族」を作って貰いたい
そう思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。