今年のお正月は、母が大晦日と元旦に私の家に泊まりにきました。
去年、父が亡くなったので、母は一人暮らしになりました。
お正月に一人で過ごすのは、可哀そうかなと思い私が呼びました。
母は父が体調が悪くなってから、目まいや不眠に悩まされており、食欲もなくなり痩せてしまいました。父が亡くなり、しばらくして回復したのですが、また最近調子が悪いようです。そんな母と一緒にいることが、苦しくてたまらないのです。居心地が悪くて仕方ないんです。
どうしてこんなに、気持ちになるのか。心配はもちろんだけど、それだけじゃない。自分の気持ちを考えてみました。
母と私の関係が逆転してしまった
父が亡くなってから、母は私に頼りきりでした。家の家計のことも何も分かっていなかったし、亡くなってからの手続きもテンパって何もできませんでした。
母に甘えて頼ることは、もう出来なくなり、甘える側から甘えられる側に関係が変化してしまいました。私は一人っ子なので、私が見捨てたら母は1人です。苦しんでいる母を見るのがツライのに、絶対に見捨てられないプレッシャーが重いです。
私の「無条件に甘えることのできた娘時代」はもう終わりを告げました。
今度は私が母を支える番です。
居心地の悪さの理由・・・変化を受け入れられないから
体調が悪いせいもあるけど、痩せて弱くなった母を受け入れられないです。私の覚えている母は、料理が上手くて、いつも自転車で仕事に行っていた母。おかずをたくさん作って持たせてくれた母。娘ともいつも遊んでくれて、育児に疲れた私の味方でした。
でも、今は一人暮らしでほとんど料理もしなくなり、孫と遊ぶ元気もありません。
実家に帰って、娘に戻れる時間がすごく大切でした。今も娘ではあるけれど、母が年をとり何の遠慮もせずに甘えることができなくなりました。
父が生きていて、元気にしていたらこんな風に思うこともなかったかもしれません。
変化を受け入れること
私は、自分が思うより早いこの変化を受け入れなきゃいけない。それだけ、自分が大人になったんだから。つらくて目を背けたいけど、受け入れるしかないんです。
とにかく、母には早く元気になってもらいたいです。今は、私に頼り切ってる母ですが母としても私に心配かけまいと努力しているようです。父が突然いなくなったように、母だっていつまで一緒にいられるか分かりません。だから、居心地悪いなんて言ってる場合じゃないんですよね。
自分もいつか、母のように娘に頼る時が来るのでしょうか。娘に心配かけたくないけど、きっと私も、今の私のような思いを少なからず娘にさせてしまうのでしょうか。
もうこれは順番なのかな。私だけじゃなく、誰もが通る道。
母も私も娘も、甘えて、甘えられて生きていく。それでいいのかな。