私は今年の1月から、週3で4時間のパートを始めました。
給料日の締めの関係で、今月初めてまるまるひと月分の給料を頂きました。
時給も安いし、働いてないので当たり前なんだけど・・・
少なっっ。
先生が知り合いのクリニックが開業したので、お祝いに「胡蝶蘭」を送ってました。その「胡蝶蘭」より安いパート代。
私の働きは、「胡蝶蘭」以下。
フルタイムで働いている時は、それなりに給料も貰ってたし、ボーナスもありました。
福利厚生も充実してました。
働きたい気持ちはあるのに、働けない。
中途半端な自分。
またしても、以前の自分と比べてしまい底辺にズーンと落ちたのでした・・・。
フルタイムで金融機関で働いていて、そこそこ稼いでいたのに。退職しちゃうと、安いパート代で働くことしかできないんだな・・・という現実に打ちのめされてしまいました。
夫に「このままじゃいけない気がする」とか、「頑張って働いたことはムダだった」とか、散々ぶつくさ言って落ち込んでいたら、夫が私にこんなことを言いました。
「二人でフルタイムで働いてた時は、ママが忙しくて土日も家事と用事で終わってたよね。自分は人生の最後で振り返った時に、楽しい人生だったと思いたい。だから、あくせく働くのは自分だけでいいから、ママは休日は家族で過ごせるようにして欲しいし、仕事だけの人生を送ってほしくない、自分はそう思ってる」
続けて夫はこう言いました。
「お金は3人で生活していけるだけあれば十分だ。それよりも、家族とか友人とかと過ごす時間の方が大切だ」
「お金がなくても、工夫しだいで楽しむことはいくらでもできる」
いつもはボケっとしている夫なのに・・・。
彼の考えに不覚にも感動すら覚えてしまった・・・。
こんな時、夫はいい人だなって思う。
どうして仕事を辞めたのか、その根本の理由を忘れてた。
私は、大切な人と楽しく過ごしたくて辞めたんだった。
確かに仕事は「やりがい」「達成感」「金銭面」については充実してました。でも、失うものも大きかった。
今は、パートでお金もないけど、家族で過ごせる時間も増えました。私のストレスも減って、家族の笑顔も増えました。友人ともたくさん会えるようになりました。
これって、お金には代えられない。
ちゃんと働きたい気持ちも消えないけど、今は大事にしまっておこう。
私も、人生の最後で今までの人生を振り返った時。
大変だった思い出よりも、楽しかった思い出がたくさんある方がいい。
自分ひとりだったら、ずっと悩んでつらい気持ちだった。
夫がいてくれて、恥ずかしいけど私は幸せだと思いました。